まめ学

映画の感動を、あなたの言葉で! 『35年目のラブレター』×漢検協会がコラボキャンペーン

 笑福亭鶴瓶さんと原田知世さんが夫婦を演じる『35年目のラブレター』が、3月7日から全国公開される。この映画は、読み書きができないまま大人になった西畑保さんが、定年後に懸命に字を学び、妻への手紙に感謝の思いを込めようとする感動の実話。寄り添い支え合って生きてきた夫婦の35年が描かれる。

 そこで公益財団法人日本漢字能力検定協会(京都市)が、映画とのコラボレーションキャンペーンを実施。3月7日~23日の期間内に、映画の感想を漢字一字+メッセージ(120字以内)で応募すると、抽選で1人に映画台本とオリジナルグッズ、3人にオリジナルグッズがプレゼントされる。同協会は「日本漢字能力検定(漢検)」を主催しており、過去の受験者の年齢は3歳~103歳と幅広い。検定授業の他にも「今年の漢字®」などの啓発イベントや「漢字ミュージアム」といった施設運営を通じて誰もが生涯にわたって学び続けられる社会の実現を目指している。その理念が、文字を学ぶことに年齢制限はないという映画のメッセージと合致したことで、今回のコラボレーションに至った。

 そして、同協会では毎年、思いを漢字一字に託して届ける「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」も開催しており、今年度で12回目を迎える。今回のキャンペーンは、このコンテストの形式にならって映画の感想や思いを募集するというもので、『35年目のラブレター』の塚本連平監督がメッセージを寄せた。「私は仕事柄、脚本や企画書で『文字』を通して何かを伝えなければいけない機会が多いです。いろんな人に正確にちゃんと伝えるのは難しい。直接会えれば、身振り手振り表情言い方で伝わるかもしれないけど。だから大事に思うのは、『気持ち』だけでも伝えよう。『気持ち』が『文字』に乗っかってるかが大事だと思う」。応募方法は、「35年目のラブレター✕漢検」特設サイト内のフォームから。