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秋に行きたい岡山の旅 おすすめは紅葉とともに楽しむ“渓谷美”や温泉

 過ごしやすい気温に美しい景色。秋の旅先は迷うほど候補が多い。温泉と紅葉でのんびり染み入る時間を過ごすなら、岡山は選択肢の一つ。岡山県は神庭の滝や奥津渓、後楽園など県を代表する紅葉の名所を紹介して旅人を誘っている。

 岡山県には、温泉とあわせて紅葉を楽しめるスポットや、渓谷や城、滝と紅葉の風景など、多様な“秋スポット”が点在している。例えば湯原(ゆばら)温泉は、湯原ダムの下流にある旭川沿いに広がる温泉地。古くは豊臣秀吉の時代から湯治の地として知られ、湯量が多く、神経痛や冷え性にも効果があるとされている。温泉街のシンボルは全国露天風呂番付で西の横綱と認められた「砂湯」。 川底から湧き出る温泉でできた大露天風呂で、紅葉を見上げながら湯あみができる。

 神庭の滝(かんばのたき)は、国指定の名勝に指定されている景勝地で、滝と紅葉の絶景を楽しめる。自然公園の中にあり、周辺には野生の猿が生息しているため、紅葉狩りで出合えるかもしれない。

 奥津渓(おくつけい)は、奥津温泉の下流3kmにわたって広がるこちらも国指定名勝地の渓谷で、岡山県を代表する紅葉の名所。渓流沿いに約800mの遊歩道があり、紅葉を見ながら渓谷を散策できる。見どころは、東洋一ともいわれる吉井川の源流と花崗岩が数十万年の歳月をかけて自然が形造った「臼渕(うすぶち)の甌穴群(おうけつぐん)」。11月1日(土)~ 11月16日(日)17時~21時には「奥津渓もみじ祭り」が開催され、夜には紅葉がライトアップされる。

 ほかにも、通称もみじ寺と呼ばれる観音寺津山城(鶴山公園)、もちろん後楽園岡山城でも秋をたっぷり堪能できる。