ペット

迷い猫と飼い主と地域の方をつなぐ無料ウェブサービス 「あのこ、どこのこ みっけねこ」を公開

 飼い猫を完全室内飼いにするか、外との出入りを自由にするかは飼い主の方針によるだろうが、完全室内飼いの猫でも不意に屋外に飛び出してしまったり、出入り自由の猫の行方が分からなくなってしまったという話も聞く。迷い猫の情報を求めるのにもどうしたらよいのか? 遠くに行ってしまっていたら手掛かりは見つかるのか? そんな問題に応えたいと、Webデザインやクリエーティブ制作のZUIZUIMONSTER合同会社(福岡県糸島市)がこのほど、迷子猫の情報を地図上で共有できる無料ウェブサービス「あのこどこのこ、みっけねこ」を公開した。

 同サービスでは、迷い猫を見つけた人が写真と位置情報を投稿することができ、飼い主は地図上で最新の目撃情報を確認できる。投稿内容には日時・場所・画像が記録され、迷子になった猫の行方を視覚的に追うことができる。

 サイトには、完全室内飼いの猫や、去勢手術有無、オス・メス別の猫の行動範囲の目安も記載している。完全室内飼いの猫は、多くの場合は自宅から半径50~100メートル以内が行動範囲という。一方で、静岡県で迷子になった猫が140キロメートル離れた名古屋市で発見された事例や、行方不明になった猫が13年ぶりに飼い主と再会した際、160キロメートル離れた場所で発見された事例もあるという。

 同社は、「『地域の迷い猫が一匹でも多くお家へ帰れますように』という思いから、本サービスを無料で公開しました。人と猫と地域がやさしくつながる見守りの地図として、多くの方に活用していただきたいと考えています」としている。