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KKdayが人気海外都市ランキングを発表! 「安・近・逃」の東南アジアが多くランクイン

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 コロナ禍で、旅行目的の海外渡航が多くの国で制限されていたが、今年になって渡航規制を緩和する動きが見られるように。世界92カ国以上550都市の現地体験を提供する予約サイト「KKday」を運営するKKday Japan(東京)によると、今年7月時点の海外旅行関連の予約数が前年同月比で約10倍増加。この度、2022年1月~7月の期間にサイト内で日本人ユーザーにニーズがあった人気海外都市ランキングを発表した。

 1位は、バンコク(タイ)。サイト内での検索数は年明けから増加傾向にあったが、隔離なしでタイへの入国が発表された4月から5月以降、検索数は約5倍増加。空港から市内への貸し切り送迎や送迎付きの貸し切り車でサファリワールドを回るツアーなど、感染リスクを抑えつつ楽しむ取り組みなどが奏功しているという。

 2位はシンガポール。小さな都市国家のため、都市観光からリゾート観光までいいとこ取りができる点が人気の理由のよう。3位は台北(台湾)で、根強い人気を誇る。旅行目的での渡航は依然としてハードルが高いものの、SIMや隔離ホテルなどビジネス目的や帰国者に利用されているようだ。4位はソウル(韓国)。憧れのK-popアイドルが着るような制服をレンタルし、ロッテワールドなどの遊園地へ遊びに行くユーザーが増えている。5位もタイのパタヤ。バンコクからも近く、気軽に行けるリゾート地として人気急上昇中だ。

 長引くコロナ禍のストレスから海外旅行の需要は、安くて近場で現実逃避ができる「安・近・逃」の傾向が強まっていることが分かる。特に航空料金値上げの影響で安く行ける東南アジアでは今年4月以降、各国で隔離なしの入国が可能となった結果、パンデミック後最大の検索数を記録した。中でもリゾート地のニーズが急激に高まっており、伸び率はパタヤでは昨年同期比で600%以上、バンコクやプーケットも約400%伸長と驚異的に飛躍している。帰国時の日本への入国に関する制限緩和が発表されたことで、今後さらに予約数は増加していきそうだ。