“初任給”って社会人になった実感が得られて感動もひとしお。そのうれしい初任給で両親などにプレゼントを贈る人も多いようだが、みんなどのぐらいの価格のどのようなものをプレゼントしているのだろうか?
伝統工芸品の情報サイト「BECOS Journal」(KAZAANA・東京)は3月2~3日にかけて、初任給のプレゼントについてインターネット調査を行った。対象は、10~70代の男女320人(男性106人、女性212人、無回答2人)。初任給を使ってプレゼントを贈ったかどうかについては、全体の74.1%が「プレゼントを贈った」と回答。約200人と、かなりの人が両親にプレゼントをしていた。初任給でのプレゼント内容(複数回答可)は、「食事(レストラン・居酒屋など)」と答えた人がダントツトップで半数弱の人が回答した。ファッションアイテムや雑貨など、記念品として形に残るものをプレゼントする人も一定数いた。価格帯は5000~2万円が中心だったが、3万円以上で旅行券や宿泊券をプレゼントした人もいた。「遠くに住んでいてなかなか会えないけど、電話越しに送ったビールでいっしょに乾杯をして喜びを分かち合いました」(40代女性、3000~5000円)、「実家に帰省したとき、母のバッグがボロボロで新しいかばんが欲しいと言っていたので一緒に買いに行きました」(20代女性、2~3万円)などの声もあった。
2000円以下や、3000~5000円の比較的低予算のプレゼントでも、喜ばれたという体験談も複数寄せられた。中には贈り物を遠慮されてしまったという声も。気を遣わせないようほどほどの価格帯でプレゼント選びをしたという声もあった。
BECOS Journal編集部は「初任給の金額は人によって異なり、一人暮らしなのか実家暮らしなのかなど、事情によっても金銭的な余裕は変わってきます。初任給のプレゼントでは、感謝の気持ちを示すことが一番大事。相場にとらわれず、無理のない範囲で相手が喜ぶものを、心を込めて選ぶといいですよ」とアドバイスしている。