まめ学

そのまま食べられる? はんぺんの食べ方いろいろ

関東発祥と言われる白い「はんぺん」
関東発祥と言われる白い「はんぺん」

 はんぺんは関東発祥の食べものだといわれているそうだが、食べたことがある人は9割にのぼり、全国的によく知られた食材になっている。ところが「はんぺんに関する調査」(紀文食品)によると、「そのまま食べられる」ことを知らない人は半数を超えていた。

はんぺん製造ライン(成形工程)
はんぺん製造ライン(成形工程)

 全国の20~60代以上の女性を対象に、各世代約40人に3月29~30日に調査した。91%がはんぺんを食べたことがあり、西日本でも85.2%と全国的に広く食べられている様子。でも、はんぺんが魚のすり身で作られていることを知らない人も1割はいて、認知度100%まではあと一息。

<活用術>いつもの料理を“ふわふわ”に 袋の上からもむだけでOK!
<活用術>いつもの料理を“ふわふわ”に
袋の上からもむだけでOK!

 さて、このはんぺんは白身魚のすり身にやまいもや卵白などを加え、気泡を作るように練りあげた後、熱湯に浮かせながらゆでて作られている。だからそのままでおいしく食べることができるのだが、そのことを知らなかった人が51%にのぼった。空気を含ませて作るはんぺんは、素材として活用するといつもの料理を“ふわふわ”に仕あげることもできるし、冷めても固くならないのでお弁当にもぴったりだとか。

 紀文のサイトでは、100以上のはんぺんレシピが紹介されているから、これを機にちょっとはんぺん料理のバリエーションを広げてみよう。