もちもちの皮に包まれた肉汁たっぷりな具と、パリッとした焼き目が食欲をそそる「ギョーザ」。数ある中華料理の中でも幅広い世代に愛され、“年間消費額”など何かと話題も豊富だ。ギョーザは、地域ごとに特徴があるご当地名物でもある。そこで、旅行情報誌『じゃらん』(リクルート・東京)は、「ギョーザと聞いて思い浮かぶのはどの都道府県?」をテーマにインターネット調査を行った。調査は2月3日~6日に、47都道府県在住の20代~50代の1081人を対象に実施。
発表された「じゃらん 餃子イメージ県ランキング」で見事1位に輝いたのは、“宇都宮ギョーザ”で有名な「栃木県」。「宇都宮ギョーザが有名」「ギョーザといえば宇都宮のイメージ」などのコメントが数多く並び、2位を大きく引き離した。宇都宮市は“ギョーザのまち”としてのプロモーションを展開しており、「テレビでよく紹介されている」「ランキング情報でよく目にする」など、さまざまなメディアでも取り上げられていることがイメージの定着につながっているようだ。そんな宇都宮ギョーザは、白菜やキャベツなど野菜をたっぷり使用し、ジューシーかつヘルシーでさっぱり食べられるのが特徴。
2位は、“浜松ギョーザ”を挙げるコメントが多数寄せられた「静岡県」。「ギョーザといえば、宇都宮か浜松」と、両者を並べるコメントも見られた。浜松ギョーザは円形に焼き上げられ、真ん中にゆでたモヤシが添えられている。野菜たっぷりの具で、あっさりした中にもコクがあるのが特徴。
3位には、中華の有名チェーン店の名が浮かぶ「大阪府」がランクイン。「中華=ギョーザ」の印象の強さがうかがえる。4位は、消費量や購入額に関するコメントが多数を占めた「宮崎県」。5位は、メディアで紹介されていた中華の店をイメージしたコメントなどが寄せられた「茨城県」だった。