「隣の芝生は青い」とよくいうが、自分が勤めている会社に比べて、他人が勤める会社の方が良く見える──というのはよくあること。自身が勤める企業と比べて、知人や友人の勤務先がどれほど「青く見えているのか」について、リスクモンスター(東京)は第6回「隣の芝生(企業)は青い」調査を実施(5月10日~5月11日)した。対象は、全国の20~69歳の男女1000人。に
それによると、知人や友人の勤務先についてうらやましいと感じているのは、およそ3人に1人。男女別でみると、男性よりも女性が羨ましいと感じ、既婚よりも未婚、年齢別では50歳以上よりも20代から40代の働き盛りがそう思う傾向になる。
その理由について探ってみると、やはり給料が高いことが、芝生が青く見えるポイントになっている様子。一方で、うらやましいと感じない理由としては、「仕事にやりがいがある」「自己の成長につながる」ほか「働きやすい環境にある」を挙げる人が多い。一方、2018年の調査開始から、隣の芝生が青く見える人の割合は低下傾向が続いていたが、今回の調査では若干(0.6ポイント)であるが「うらやましい」の割合が上昇した。
「うらやましいと思う勤務先」の1位は「地方公務員」(回答率17.1%)、2位は「国家公務員」(同11.1%)と、公務員の人気が高いことを示す結果となっている。以下、「トヨタ自動車」(同5.7%)、「ソニー」、「パナソニック」(同1.8%)と世界的な著名企業が続いた。「地方公務員」、「国家公務員」、「トヨタ自動車」は、第1回調査から6回連続でトップ3を守り続けている。