晴れた日の朝から数時間だけ見ることができる花の観察会がある。高槻市の安満遺跡公園にある希少な古代米水田で、古代米の超レアな花を見る「イネの花と田んぼの観察会」が9月10日に開催される。そもそも古代米を育てているところが少ないし、開花時間がとても短いため、しっかり観察できる機会は貴重だ。
安満遺跡は、弥生時代前期(約2500年前)の水田跡が発見され、近畿地方でもいち早く米作りが始められた場所として知られている。そこで古代米を用いた田植え体験や稲刈り体験など、古代米に関するイベントを開催できるよう、当時水田が広がっていた「生産域」に水田を整備している。
古代米は8月中頃から赤や紫がかった黒の稲穂が顔を出す。一つの穂には100個くらいの小さな花(えい花)が集まっていて、えい花の中からおしべが出、それが白い花のように見える。花は晴れた日の午前10時ごろから数時間ほどしか咲かず、なかなか見ることができない。カエルやオタマジャクシ、ヤゴなど田んぼに住む生きもの探しも同時にできる。
先着40人で参加費は無料。申し込みは9月8日までに、以下のメールアドレスに代表者氏名、参加者人数、付き添い人数を送付する。amatambo2023@gmail.com