まめ学

各国首脳が味わった焼き菓子 平和とサステナブルへの思いを込めた詰め合わせ

 イタリア・トリノの最古のカフェ「ビチェリン」。日本でその焼き菓子は、G7やG20で世界のトップが口にしている。平和とサステナブルへの思いを込めた「SUMMITインゴット」(ビチェリン・アジアパシフィックアンドミドルイースト・東京)が発売された。広島市平和記念公園に年間1000万羽寄贈される折り鶴からできた再生紙の特別な箱を使用している。

 G7広島サミット2023で各国首脳に提供された、瀬戸田の無農薬レモンを使用して作られたフィナンシェと、G20大阪サミット2019、G7伊勢志摩サミット2016で日本政府が提供したバーチ・ディ・ダーマを詰め合わせたもの。フィナンシェは、広島県瀬戸田町のレモン農家が無農薬かつ無堆肥で栽培したレモンと、レモンの花から採蜜されたレモン蜂蜜を使ったもので、コロナ禍による世界的な経済打撃からの回復や、世界各地の紛争の早期解決に向けた願いが込められている。「貴婦人のキス」を意味するバーチ・ディ・ダーマは、北イタリアの郷土菓子。プレーンのフレーバーをはじめ、伊勢神宮神宮司庁御用達芳翠園抹茶、ビチェリンのエスプレッソの3色の味わいを詰め合わせている。税別4500円。