SNS上での誹謗(ひぼう)中傷や悪質なコメントが問題になっている。有名人に対するものがニュースとして取り上げられることが目立つが、SNSを利用している限り、一般の人も避けられない問題だろう。そうした中、BIGLOBE(東京)は「インターネット上の誹謗中傷に関する意識調査」(調査日:8月8日~8月9日)を実施した。対象は全国の20代から50代の男女1000人。
最初に、インターネット上に誹謗中傷や悪質なコメントを書き込まれた経験の有無を聞いたところ、書かれた経験がある人が10.9%、反対に書き込んだことがある人は6.3%だった。年代別でみると、「書き込まれたことがある」人の割合が一番多かったのは30代で13.6%、「書き込んだことがある」と回答した人の割合が一番多いのは20代で10.0%となっている。
インターネット上に投稿をしたことのある人は約4割で、そのうち約半数は「誹謗中傷にならないように必ず確認をして投稿をしている」と回答。慎重に書き込んでいる人が多い様子がうかがえる。
一方、 侮辱罪の厳罰化やインターネット上での誹謗中傷に関する条例の制定については、「厳罰化を望む」「やや厳罰化を望む」を回答した人は合計で82.7%と8割を超える結果となった。