“完全栄養食品”といわれる卵。最近ちょっと値上がりしているから、以前よりさらによく味わいながら食べるようになっているかもしれない。卵に関する意識やトレンドの分析調査をする「たまご白書 2023」(キユーピー・東京)によると、9割の人は“卵好き”だ。
全国の20~69歳の2060人に、8月25~26日に調査。 「卵が好きな理由」は、「おいしい」(65.9%)、「さまざまな料理に使えて便利」(49.8%)など。一方、「価格が安い」という理由を挙げた人は17.1%で、前年(34.6%)に比べて17.5ポイント低下した。卵の価格が変動する中で、日常的に使う卵(10個パック)にいくらまで支払えるかたずねたところ、55.8%の人が、300円までであれば支払えると回答した。
ちなみに、IEC(国際鶏卵委員会)が公表した2022年の日本人1人当たりの年間鶏卵消費量は339個(2021年は337個)。メキシコに次いで2番目の消費量だった。