2023年3月に初開催となった「羽生結弦 notte stellata」が、1年後の2024年3月に再び宮城で開催されることが決定した。2024年で東日本大震災から13年目となる被災地・宮城のセキスイハイムスーパーアリーナ (グランディ・21)で、羽生結弦さんが“希望”への思いを込めて滑る。
今回のショーは、羽生さん本人が座⾧を務める「羽生結弦 notte stellata」の第2弾となる。「notte stellata」は、羽生さんが平昌五輪のエキシビションで滑ったプログラムで、イタリア語で「満天の星」を意味する。地元・仙台で震災に遭った羽生さんが、停電の暗闇の中で見た美しい「満天の星」に希望を感じたことから名付けられ、このショーも“希望”をテーマに、観客に笑顔をもたらしたいと願っている。
また、このショーは防災と地域貢献にも取り組んでいる。会場で販売するグッズは、防災グッズを中心に展開し、来場者がアイスショーを楽しむと共に、防災について考えるきっかけになることを目指している。そのほか会場では、地元の観光案内やグルメブースを設置。県内外からの来場者へ観光を呼びかけることで、地域の活性化につなげたいとしている。
羽生結弦さんからの最新コメント。「この機会をいただけることが本当にうれしいです。Notte Stellata という僕のプログラムの名前を冠してアイスショーを作っていただいているんですけれど、このプログラム自体が東日本大震災に寄り添ったもので、3月の開催は僕にとってすごく意味のあるものになっています。これまで3月11日という日々を繰り返していく中で、どうやって思いを伝えていったらいいのか、どうやったら 思いが届くのかなとか、いろんなことを考えてきました。また、今回も皆さんの前で思いを届けることができて本当に幸せです。このショーの一番のテーマは希望なので、僕が皆さんからたくさんの希望を受け取ったように、僕たちスケーターから少しでも多くの希望が届くようにという思いを込めながら、祈りながら滑りたいと思っています。」
公演についての詳しい情報は「羽生結弦 notte stellata 2024」ホームページで。
また、『「羽生結弦 notte stellata」23年公演』の模様を2024年1月21日19時からBS日テレで放送する。