まめ学

1月号は“国際都市”東京を知る特集 「広報東京都こども版」

 公共団体の広報誌というと、ちょっとカタくて読みづらいという先入観を持つけれど、子供向けに編集された読みやすいものもある。毎月1回配信されている「広報東京都こども版」1月号の特集は「国際都市・共生社会」。外国人が多く住む東京について、分かりやすく支援の取り組みなどを紹介している。

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 この広報は、子どもたちの東京に関する知識を深め、都政への理解を促進する取り組みの一つ。新型コロナウイルスの世界的流行がひと段落して観光客が戻ってきたこともあり、街では外国人の姿が目立つようになってきているし、日本に住む外国人の数も増え、都内に住む外国人は60万人を超えていることから、1月号では、多文化共生を支援する都の取り組みを特集。

世界には多くの国があり、気候や自然だけでなく、暮らしや習慣も違うことをふまえ、互いの文化や習慣を理解し合うために大切なことを考える内容だ。東京日本語教室サイトなどによる日本語を地域で学べるようにする活動や、外国人向けにやさしい日本語と14言語で相談できる「多言語相談ナビ」の運営など、東京都に住む外国人を支援する取り組みを紹介している。

 また、飛行機やレストラン、ホテル、病院など、本物そっくりの場所が再現され、外国人スタッフと英語で会話してミッションをクリアしながらゲーム感覚で英語を楽しむTOKYO GLOBAL GATEWAY(トウキョウ・グローバル・ゲイトウェイ)も紹介されている。