SDGs

生物多様性の未来を考えるオンライン講座 立教大が「ネイチャーポジティブな社会に向けて」の参加者募集中

 気候変動や森林破壊、都市開発の進行により、生物多様性が急速に失われている。その影響は自然環境の問題にとどまらず、人々の暮らしや経済にも深刻な影響を及ぼし、未来の世代にも大きなリスクをもたらすことが懸念されている。こうした状況の中で世界的に注目されているのが、生態系の回復と持続可能な利用を目指し、人と自然が共生する社会の構築を促す「ネイチャーポジティブ」という考え方。立教大学(東京)は、オンライン動画学習サービス「gacco®(ガッコ)」で、生物多様性の重要性とその保全に向けた最新の取り組みを学べる「ネイチャーポジティブな社会に向けて」を3月14日(金)に開講する。

 受講料は無料。講座では、まず「生物多様性とは何か?」を明らかにし、その重要性やメカニズムを分かりやすく解説。さらに、最新の調査データを用いて生物多様性の現状を客観的に把握し、損失の原因やその影響について掘り下げていく。また、国際的な保全活動や「ネイチャーポジティブ」実現に向けた最新の取り組みを紹介し、生物多様性を守るための具体的な戦略を学ぶ。最終的に、一人一人が日常生活でどのように生物多様性の保全に貢献できるかについても考察する。

 講座タイトルは、「第1週:生物多様性とは何か?」「第2週:生物多様性の現状とその原因」「第3週:解決に向けた様々な取り組み」「第4週:私たちにできること」。講師は、立教大学スポーツウエルネス学部准教授の奇二正彦(きじ・まさひこ)氏。ニュージーランドのアートスクール、自然学校スタッフ、動物写真家の助手、環境コンサル等を経て、現職。専門は環境教育・野外教育。

 講座「ネイチャーポジティブな社会に向けて」の公開期間は、3月14日(金)15時~5月23日(金)23時59分まで。現在、受講者を募集中。5月16日(金)23時59分まで申し込みを受け付ける。受講方法・受講申し込みなどは、以下の講座ページに掲載している。申し込みにはgaccoの会員登録 (無料)が必要。

講師の奇二正彦氏