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【インタビュー】映画『ALIVEHOON アライブフーン』野村周平 「臨場感のあるクラッシュができるプロのレーサーはすごいなと」

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-見たことがないようなレースシーンで、迫力があって素晴らしい。野村さんのイチ押しのシーンは?

 映画の序盤なんですけど、陣内孝則さんがクラッシュするシーン。あれは僕、現場でも見ていたから、よく、あんなにうまく、自分自身の安全も保ちながら臨場感のあるスピンができるなと。あれ、本物のスピードでやっているんですよ。実際に壁に当てて、というのを自分の手足のように車でやってのけている。コースを熟知しているからこそできるシーンだし、ホントにプロってすごいなと思う。あそこで何回もクラッシュしたことがあるプロのレーサーだからこそできる。命に関わるかと思うぐらいのクラッシュなのに、それを安全に、かつ迫力あるシーンにしているプロのドライバーさんは素晴らしいなと思ったシーンでしたね。逆に、俺がクラッシュしてギリギリで当たらないシーンは、壁に当たる直前で見事に止めていますからね。

-野村さんは、多趣味で知られています。自分に合った楽しみを見つけるコツは?

 コツといわれると難しいですが、僕は自身で責任を負う趣味を好みます。自分の車やバイクに乗っていて、事故って壊れたら自己責任。釣りもそうで、釣れなければ自分のせい。チームものは、連帯責任になるじゃないですか。それに対して僕がやるのは、一人一人がウェポンを持っているタイプの趣味。釣りでも車でもスケボーでも一人1個だから、自由なんです。他人に言われてやるのは嫌。だから、趣味を見つける決め手は、自由ということかな。いろいろやりましたよ。サバゲーとかもやりましたけど、誰かと戦うのは苦手なんですよ。魚とならいいけど。多分、限界がないものが好きなんでしょうね。レースもそうだし、魚もサイズは無限にいるから終わりがないんです。

-最後に、注目して見てほしい映画の見どころを。

 こんなに車に特化した映画って、そうないと思うんですよね。『ワイルド・スピード』ぐらい。しかも、うそがないんです。CGを使っていないし、出てくるレーサーも本物のプロの方ですし、その方々が本当に乗っている車が出てくる。そういうところは通向けで、マニアの人にしか分からないかもしれないけど、でもドリフトを知らない人が見ても乗ってみたくなると思う。ぜひ映画を見て、乗ってみてください。

(取材・文・写真/外山真也)

(C)2022アライブフーン製作委員会