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蒼井翔太&鈴木勝吾、タイプの違う2人がWキャスト「話が合うだろうという予感もしている」【インタビュー】

-宮川彬良さんが作る音楽はどんな印象ですか。

蒼井 とってもワクワクします。歌稽古の段階から、体が自然と動いてしまう音楽で、こうやって歌おうと先のビジョンが浮かぶ、そんな楽曲たちでいっぱいです。

鈴木 僕もめちゃくちゃ感動しています。出会えてよかった音楽だと心の底から思います。今、この楽曲をどうやって歌うのがベストなんだろうと考えるのがすごく楽しいです。

-この作品は、音楽がキーポイントとなっていますが、お二人にとっての音楽はどんな存在ですか。

蒼井 本来ならば、出会うことがないであろう人たちに出会うことができる魔法のような存在です。今、僕は歌手としても活動していますが、歌を職業にする前からそれは感じていて、音楽のおかげで普通に生活していたら出会うことがなかった方々と出会うことができました。ある1曲、ある1人のアーティストを介して、世界から一つの場所に集まって、たくさんの人に出会うことができるというのは奇跡だと思います。なので、僕にとっては、音楽は大きな魔法のような力を持っているものです。

鈴木 僕は翔太くんのように歌手として活動しているわけではありませんが、音楽はやるものだという気持ちが強いです。自分から音楽を聞いたり、ライブに行ったりということは実はあまりなくて…。聞くより歌うのが好きなんですよ。ただ、楽譜を覚えて、教えられた通りに歌うというのはあまり得意じゃないですね。音楽は、自由に自分が楽しむものだと思うので、極端な話、カラオケで好きに歌えればいい(笑)。そういう意味では、ミュージカルはまた別のものだという意識があります。

-改めて、本作への意気込みをお願いします。

蒼井 心から、精いっぱい楽しんで演じながら、皆さんと協力して、夢や気付きを与えられるミュージカルを作っていきたいと思います。音楽を含めて、ドキドキ、ワクワクしに来ていただけるとうれしいです。楽しんでいただけますように。

鈴木 この作品は、互いに違いを認め合って前向きに進んでいくことを伝えられる作品になると思います。人と違っていいんだとか、要らないことなんか何もないということや、手を取り合っていこうというメッセージを届けられると思うので、劇場で生で味わっていただけるとうれしいです。きっとその瞬間に、肌で感じることができるものもあると思います。

(取材・文/嶋田真己)

ミュージカル「DOROTHY~オズの魔法使い~」

 ミュージカル「DOROTHY~オズの魔法使い~」は、8月20日~28日に都内・日本青年館ホール、9月16日~19日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演。ほか全国公演あり。
公式サイト https://www.ktv.jp/dorothy-musical/