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堀田真由「役としての魂がそこにないと、伝わるものも伝わらない」大河ドラマに通じる演技の基本を見つめ直したホラー映画の現場 『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』【インタビュー】

-今年は初めてNHKの大河ドラマにも出演し、着実にステップアップしている様子がうかがえますが、本作でのそういう経験は、大河ドラマの現場でも生きたのでしょうか。

 そうですね。大河でも、事前に「こうしてほしい」と言われていたことがいろいろあったんですけど、本番直前に監督が「すべて忘れて、比奈(役名)として生きてください」と言ってくださったんです。それって、結局はこの作品でも同じだなと思って。

-なるほど。

 実は大河の現場で、私が覚悟を決めて決意を伝えるシーンを撮影するとき、段取りでは問題なくできたのに、本番で口元が震えてしまったことがあったんです。「失敗したかな…」と思っていたら、それがOKになったんです。監督も「本気で何かを言うときは緊張して当然だし、表情も、本当に思っているのと、ただせりふとして言うのでは全く違うから」と言ってくださって。作り込むのではなく、“その人として生きる”というのは、こういうことなんだなと。絵としてどう見せるかという問題もありますが、まずは役としての魂がそこにないと、伝わるものも伝わらない。そんなことを、この作品でも大河でも、改めて学ぶことができました。

-大河ドラマでも本作のようなホラー映画でも、演じることの基本は一緒ということですね。これからの堀田さんの活躍が楽しみです。それでは最後に、本作の見どころを教えてください。

 連ドラの場合、毎週「次はどうなるんだろう?」とワクワクしながら待つ楽しみがありますが、劇場版は、臨場感あふれる映像と物語を2時間、ジェットコースターのように味わえることが一番の魅力だと思うんです。ものすごく臨場感のある作品なので、皆さんも私たちと一緒にオカルトの森に入って冒険するような感覚を、ぜひ劇場で体験してみてください。

(取材・文・写真/井上健一)

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 8月27日(土)から新宿ピカデリーほか全国劇場で【3週間限定】公開&デジタル配信開始。「WOWOW オリジナルドラマ オカルトの森へようこそ」金曜午後11時30分から【WOWOWプライム】で放送中。【WOWOWオンデマンド】で配信中。無料トライアル実施中[全6回]【ひかりTV】でも配信中。