-そういう楽しさに気付いたのはいつ頃ですか。
お芝居自体は、デビューした当時から楽しいと思っていました。ただ、とてもありがたいことに、デビューしてすぐに大きな役を頂いて、そこからはずっと走ってきたので、良くも悪くもきちんとそしゃくできないままだったということはあったと思います。今思うと、それぞれにもっときちんと向き合えればよかったと思います。
-これまでに出演した舞台で印象に残っていることは?
初めて出演した舞台が、細川徹さんが手掛けた「男子はだまってなさいよ!」の「天才バカボン」でした。バカボンのママを演じさせていただいたのですが、本当にバカバカしい舞台で、すごく楽しかったんです。吹っ切れた感じがして、やみつきになる感覚がありました。今作もそうですが、私は、怪しい役や悪女を演じることが多いので、また吹っ切れたコメディーをやってみたいです。
-今後の俳優としての目標は?
オファーを頂かなければいけない仕事ですので、明確な目標を掲げているわけではないですが、今後は、舞台にも積極的に出演してきたいです。それから、昔からミュージカルが大好きなので、いつかはミュージカルにも出演したいと思っているのですが、ただ、私は歌とダンスがすごく苦手なので、まずはそれを克服できたらと思います。
-改めて、本作の見どころを。
最後までどうなるか分からないミステリーなので、ドキドキして、最後のどんでん返しを楽しみにしてください。怪しさ全開のベルトンを生き生きと演じたいと思っていますので、ぜひ劇場に足をお運びください。
(取材・文/嶋田真己)
ノサカラボ「罠」は、10月22日~30日に都内・ニッショーホール、11月2日~3日に大阪・松下IMPホールで上演。
公式サイト https://nosakalabo.jp/wana2022/