―長妻さんは今回、長妻怜央 from 7ORDERとしてエンディング主題歌「シンデレラストーリー」を担当。作詞・作曲もされたそうですね?
長妻 へぇ~。
岡本 「へぇ~」じゃないよ(笑)。
長妻 逆に、岡本さんが聴いてどう思ったかをお聞きしたいんですよ?
岡本 いやいや、まず自分でしょ!
長妻 いやいやいや!
岡本 でも主演の方がエンディング主題歌の作詞作曲もされることなんてそう多くはないと思うので、感動しました。とても良い曲で、次の週が楽しみになるような、ワクワクするような、ちょっとセクシーな曲です。どうですか?
長妻 僕が答えるんですか?
岡本 自分の言葉で話しなさい!
長妻 僕は作るときに、ドラマをメインとして考えはするけれど、あまり直接的な表現はしないようにしようと思ったんです。“自分にもちょっと思い当たる節があるな”みたいな、ある程度の視聴者の方との距離感も考えつつだったので、難しかったです。でも結果として、1番の歌詞はドラマ撮影前に考えて、2番はドラマの撮影中に考えたので、それは良い対比になっているんじゃないかなと僕の中では思っています。このドラマと、今までも7ORDERで一緒にやってきた音楽チームと、みんなで作り上げた作品なんだなということを、完成してあらためて実感できました。次はそれがテレビで放送されたときにどう感じるのか、すごく楽しみですね。
―女性が共感する要素も盛りだくさんなドラマだと思いますが、男性も楽しめそうですか?
長妻 もちろんですよ! 僕は見ていて楽しかったです。奏音さんのお家にいるときの姿とかね。まあ、そういう部分は僕だけのものにしたいところではありますけども、ぜひ見ていただきたいです。世の男性は全員、奏音さんに出会ったら城咲と同じことをすると思います!
岡本 この作品は、告白シーンがないんですよね。「好きです」「付き合ってください」とか、いわゆる告白をして恋愛して結婚ではなく、「契約婚をしましょう」から始まるので。ドキドキするシーンもありながら、本当にお互いの気持ちが通じ合うまでのじれったい部分を丁寧に描いていて、コメディーの部分、ファンタジーの部分、リアルな部分が絡み合ったドラマなので、そこを楽しんでいただけたらうれしいです。
(取材・文/関亜沙美)