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松平健&チョコレートプラネット「この映画を見て、皆さんも夢を見てください」『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』【インタビュー】

-今回、吹き替えをするのに当たって、何か気を付けたことはありましたか。

松平 ウンパルンパは紳士なので、威厳を持っているところがあります。それで監督から「あまり優しくならないように」と言われたので、そこは気を付けました。でも、どこかおかしなところもあるキャラクターで、かわいいところもあるので、そのギャップみたいなものが出ればいいのかなと意識しながら演じました。

松尾 僕は、あまり意識せず、普通にほぼこのままでやらせてもらいました。1回やってみたら、そのまま行けたので、あーこれで大丈夫なんだと。でも、どこかに俺はコメディアンなんだっていうのを、気持ちのバイブスに残しながらやりました!

長田 バイブスって何だよ(笑)。 

長田 警察署長はウォンカと対立する立場なので、ちょっと嫌な感じを出しつつも、コメディーっぽい感じを残すことに気を付けました。あまりきつ過ぎないように、憎めないところがあって、ちょっとおちゃめなところもあるというのを意識しました。どんどん太って体格も変わっていくので、声質も変えてみました。

-今回は、歌も吹き替えていましたね。松平さんはもちろん歌手でもありますが、今回はどんな感じでしたか。

松平 今回はちょっと難しかったです。一番上の声がなかなかはまらなくて。ご本人(ヒュー・グラント)が踊りながら歌っている、ということもあり、踊りながら、リズムを取りながらやらせてもらいました。もっと膝を曲げたらとか言われながら(笑)。

-今回の吹き替えは、皆さん一緒にはしていないのですか。

松平 1人でやっていました。

松尾 僕らも別々でした。

-別々だと難しくはなかったですか。

長田 難しいですね。多分、順録りをしているので、いる人といない人がいて、もう吹き替えがあるところもあるし、ないところもあるみたいな。なので、合わせるのが大変でした。それから英語の歌詞と合わせるのも難しかったです。特に僕は(チョコレート組合の)3人組との掛け合いがあったので、3人組の中に1人で入っていくのは結構大変でした。

松尾 あんまり演技をやり過ぎるといけないというのがあったので、自分は淡々とやっている感じがありました。

-完成作はどんな印象でしたか。

松平 すてきな夢がいっぱいあって、本当に楽しいファンタジーだなと思いました。仲間たちとの友情もいいですよね。

-ご自身の吹き替えを聞いて、どんな感じでしたか?

松平 何とかやってるな、みたいな感じですか。でも、ウンパルンパは、話の中のポイント、ポイントを占めているなと思いました。

松尾 すごくすてきな世界観で、お話も面白くて、このメンバーの中に自分が入っているんだという実感がすごかったです。光栄でした。楽しみました。面白かったです。

長田 まだ完全吹替版しか見ていないので、字幕版と見比べてみたいというのもありますね。吹き替えのクオリティーも本当にすごいので、ぜひ、2つを聞き比べてもらいたいなと思います。

-主人公のウォンカを演じたティモシー・シャラメは今大人気ですが、どんな印象ですか。

松平 すごく爽やかで、歌もうまいし、いいですねえ。

松尾 すごくエネルギーあって、何かシンパシーを感じますね。僕には和製ティモシーみたいな感じがあるのかなと。

長田 どこがや(笑)。

-最後に、映画の見どころと、これから見る観客に一言お願いします。

松平 歌も踊りもあって、いろいろな魅力がたくさんあるんですけど、色彩もすごくきれいなので、この映画を見て、皆さんもぜひ夢を見てほしいです。

松尾 本当に楽しい映画なので、家族や、恋人や、大切な人と見て、すてきなクリスマスを過ごしてほしいです。真面目に言っています。ずっと真面目に答えています。メリークリスマスって感じです(笑)。

長田 ミュージカルと映像美とお芝居のクオリティーとキャラクターがうまくまとまった作品だと思います。誰でも楽しめる作品になっているので、家族、恋人、友達と一緒に見てほしいですね。もちろん1人で見ても楽しいです。

(取材・文・写真/田中雄二)

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