昨年8月、大好評のうちに放送を終了した特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」。その後の物語を描くVシネクスト「仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング」が、全国の劇場で期間限定上映中だ。物語の中心となるのは、主人公・浮世英寿/仮面ライダーギーツ役の簡秀吉と、そのライバル、吾妻道長/仮面ライダーバッファ役の杢代和人。素顔の名コンビぶりも人気の2人が、出会いを振り返りつつ、集大成となる本作への思いを語り合った。
-仮面ライダーバッファ待望の最強フォーム“プロージョンレイジ”の登場、おめでとうございます!
杢代 ありがとうございます!
簡 (盛大に拍手しながら)ケーキ持ってきてください!
杢代 ないって! (反応するスタッフに)ドア開けなくていいですから!(笑)
-プロージョンレイジの印象は?
杢代 やっぱり、うれしかったです。ギーツと違い、基本の“ゾンビフォーム”のまま戦ってきたバッファにとって、念願の強化フォームですから。紫とシルバーのカラーリングも、(金色の)ドゥームズギーツと対照的で、2人そろったとき、互いに映えるのがかっこよくて。
-それぞれ、今回の変身ポーズで意識した点は?
杢代 今回の変身ポーズについては、僕と坂本(浩一)監督の考えが最初から一致していて、基本的には今までのバッファを踏襲しています。その上で、プロージョンレイジの特徴であるチェーンソーつきの爪と大きな盾を備えた左腕を強調する形にしました。
簡 僕は今回、新たに“ドゥームズギーツ”に変身しますが、変身ポーズはアクション監督の藤田(慧)さんと相談して決めました。ギーツがシンプルな分、もう少し凝った方がいいのかな…と思っていたら、現場でさらにシンプルに、という話になって。
-お二人の新たな変身ポーズは見てのお楽しみですが、ここで本作の撮影に臨んだときのお気持ちを聞かせてください。
簡 テレビシリーズが終わった後、ときどき写真を見返して、「もう仮面ライダーの撮影現場には行けないんだな…」と寂しくなることもあったので、こうしてみんなと一緒に再び作品に臨めることが、すごく楽しみでした。しかも、プロージョンレイジやドゥームズギーツの登場でさらにパワーアップしている上に、僕自身も白い髪のエースとノーマルな英寿の2役を演じられる。また新たな「仮面ライダーギーツ」をお見せできることにも、すごくわくわくして。
杢代 今回は、道長が物語の中心になるので、皆さんに「道長も成長したな」と言っていただけるようにしたいと思っていました。そういう意味では、最初の頃はかなりぶっきらぼうだった道長も、今回は他者を思いやる一面も見せますし、だいぶ成長したのではないでしょうか。