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千賀健永、頭が良くてゲームが上手な弟に「かわいい復讐心はありました」【インタビュー】

 トリンドル玲奈が主演するドラマ「レプリカ 元妻の復讐」が、7日23時6分からテレ東系で放送がスタートする。本作は原作・タナカトモ氏、作画・ひらいはっち氏による同名漫画を映像化。整形して別人として生きる主人公・伊藤すみれ(トリンドル)が、人生を壊した元凶の幼なじみ(宮本茉由)と元夫(木村了)へ巧妙な復讐劇を進めていく愛憎復讐サスペンス。謎多きバーテンダー・桐谷ミライを演じている千賀健永が作品の見どころやトリンドルの印象、撮影現場の雰囲気などを語ってくれた。

桐谷ミライ役を演じる千賀健永(C)テレビ東京

-主演のトリンドルさんとはドラマ初共演になりますが、撮影が始まって印象が変わったことはありますか。

 トリンドルさんは想像以上によく笑う方だなと思いました。僕は撮影が始まって3日目から現場に入ったのですが、早朝から何が起こっているのだろうと驚いたくらい、メイクルームから笑い声が聞こえてきて。すごくあたたかい現場で、この空気感を作っているのはトリンドルさんのお陰だなと思いました。1番印象が変わったのは、ファストフードやハンバーガーが好きなところです。もちろん美容や食生活について気にされていると思いますが、「ポテトにケチャップを付けてハンバーガーに挟んで食べるとおいしいよ」と教えてくださって(笑)。かぶりついているトリンドルさんを想像できなかったので、すごく意外でした。

-今回演じる役柄と役作りについて教えてください。

 僕が演じるのは桐谷ミライというバーテンダーで、ストーリーが進むにつれてミライの過去や、主人公のすみれの味方なのか敵なのかということも分かっていく謎が多い役どころです。楽しい人間になり過ぎず、もしかしたら味方かも? と思わせるような、ちょうどいいところを探りながら役作りをしています。復讐ドラマは世の中にたくさんありますが、このドラマは主人公のすみれが知的で頭がいいところが少し違うなと思っていて、すみれが頭がいいからこそ巧妙で、見ていてワクワクするんです。

-撮影で楽しみにしているシーンはありますか。

 ミライとしては早く“謎の人物”から解放されたいです。まだ詳しくは言えないのですが、ミライが心を開いて自分のことを話したり、人間味が出てくるところがあるので、そこの切り替えを楽しみにしています。

-撮影現場の雰囲気を教えてください。

 すごく和気あいあいとしています。今回、僕とトリンドルさん、宮本茉由さん、木村了さんと共演者の皆さんの年代が近いので、僕が宮本さんと「なんて呼び合おうか」とお話しているときに、「小学生の頃のように苗字で呼び合おうか」という話になって、「千賀」と「宮本」と呼び合ったり、木村さんのことは「了くん」「キムさま」と呼んだり、トリンドルさんのことも「トリちゃん」とか「おトリ」と呼ばせてもらって、楽しくやらせてもらっています。

-千賀さんは普段、復讐作品を見ますか?

 韓国ドラマの「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」などを見ています。韓国ドラマはすごく長編の復讐劇が多くて、長い間、視聴者をずっとワクワクさせる俳優さんの演技力や内容が素晴らしいと思います。

-ご自身が今までに復讐心を抱いたことは?

 人に復讐心なんて抱いたことないですよ…(笑)。でもまあ、小さなことはありますよね。僕は弟がいるのですが、弟の方が頭もいいし、昔からゲームなんかも弟の方が上手なんです。昔、「大乱闘スマッシュブラザーズ」という好きなゲームを弟とやっていたのですが、そのときは20回に1回くらいしか勝てなくて。イライラしてしまって、現実世界でいつ倒してやろうかなと思っていました(笑)。そういうかわいい復讐心はありましたね。

-劇中では心境の変化がある役を演じられますが、千賀さんが落ち込んだときはメンバーや家族など、どんな方に相談していますか。

 僕はあまり相談をしないです。落ち込んでも3日くらい経ったら忘れてしまったり、考えなくなりますし、それ以上にワクワクすることがあれば、ちっぽけに感じてしまうタイプなので、そのことを深く追及しないです。

-最後に、このドラマならではの復讐劇の見どころを教えてください。

 気が付いたら視聴者の方がすみれの視点に立って、計画や復讐をしている感覚になれるくらい、没入感があって引き込まれる作品になっています。それはトリンドルさんのお芝居や台本の面白さもあるのですが、すごく巧妙な作戦があって、それにまんまと騙されていく相手がいたり、その計画が上手くいかないときもあったり…。僕もお芝居をしながら没入感を感じているので、体感型ドラマとして、ぜひ楽しんでいただきたいです。

 ドラマは7日23時6分からテレ東系で放送スタート(毎週月曜よる23時6分放送)。

(C)テレビ東京