カルチャー

高知県が関西に熱い視線 2024年関西初高知県アンテナショップ開店へ

高知県が11月9日、大阪新阪急ホテル(大阪市北区)で「高知家プロモーションin関西プレス発表会&情報交換会」を開催した。
発表会には、元大阪府副知事だった高知県の濵田省司知事が登壇し、「今、高知県では関西に熱い視線を送らせていただいています。ぜひ、高知と関西の間のヒト、モノ、情報の流れを太く強くしていきたい」と訴えた。
次いで、高知県産業振興推進部の岡田副部長が、高知県がなぜ関西との交流に力を入れるのかを説明。「高知県では人口減少が続き、若い人が県外に出て行って、少子高齢化、過疎化が進んで、人口減少の負のスパイラルになっていた」とし、こうしたスパイラルを打破するために、「平成20年に高知県産業界と高知県、市町村、関係団体が連携を密にして、“高知県産業振興計画”を策定し、高知県の経済の活性化をオール高知で取り組んできた」と話した。
そこで、「全国に誇る“自慢の食”、美しく豊かな“自然”、“歴史”、いつも前向きな明るい“県民性”」といった高知県の強みを発揮して、高知県の農・林・水産物、製品、技術を全国に売り込む地産外商を進め、「若い人が誇りと志を持って働ける高知県を目指して取り組んでいるところ」だとした。
昨年3月には、「観光推進」「食品等の外商」「万博IR連携」の三つの柱から成る関西高知経済連携強化戦略を策定。「大阪観光局と連携するなど、様々な取り組みを進めている」とし、「2024年には、関西初となる高知のアンテナショップもオープン予定。梅田の一等地に、高知の食や観光情報など、タイムリーに発信していきたい」と伝えた。
その後は、地元の食材や酒、観光資源などについて、高知県の7人の市町村長がアピールした。