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洗濯で疲れるのは作業より判断? ニオイ対策や分け洗いなどで積み重なる“判断疲れ”

 毎日の家事の中でも欠かせない洗濯。洗う、干す、たたむという作業が負担だと思われがちだが、実際には「どう洗うか」を考え続けることがストレスになっているようだ。P&Gジャパン(神戸市)が全国の20~59歳の男女1000人を対象に実施した調査では、54.4%が「洗濯によってメンタル的な負荷を感じる」と回答した。同社は、この心理的負担を「判断疲れ」と捉え、新たな指標として「メンパ(メンタルパフォーマンス)」を提唱している。

 調査によると、洗濯で迷うことの1位は「ニオイ対策」、2位は「部屋干しか外干しか」、3位は「分け洗い」だった。このほか、「洗剤はどれくらい入れるべきか」「予洗いは必要か」「汚れは落ちるのか」など、毎回繰り返される細かな判断が積み重なり、精神的な負担につながっている実態が浮かび上がった。

 その傾向は夏になるとさらに強まる。65.7%が「夏は洗濯の負担が増える」と答え、理由として「汗臭が気になる」が48.4%で最多。続いて「洗濯回数が増える」「子どもの着替えが増える」が上位に並び、汗や皮脂汚れへの対応だけでなく、洗濯そのものの回数が増えることで、判断する場面も増えていることが分かった。

 興味深いのは、家族に任せづらい家事として「洗濯」が最も多く挙がった点だ。「洗濯物を詰め込みすぎそう」「洗剤や柔軟剤の使い分けができなさそう」「洗剤量を間違えそう」といった不安が多く、自分でやった方が安心という意識が根強いことがうかがえる。

 こうした結果を受け、P&Gは「コストパフォーマンス」「タイムパフォーマンス」に続く新たな指標として「メンパ」を提案。その考え方を体現する商品として、「アリエール ジェルボール」と「ボールド ジェルボール4D」を紹介している。

 ジェルボールは、洗濯物と一緒に1粒入れるだけで必要な洗浄成分が適量投入されるため、洗剤を量る必要がない。ボールドは洗剤と柔軟剤を1粒にまとめることで、柔軟剤を入れるかどうか、どれくらい使うかといった判断も不要にする設計だ。

 共働き世帯の増加や家事の効率化が進む中、これまでは「時間」や「コスト」が重視されてきた。しかし今回の調査は、生活者が求めているのは、それだけではないことを示している。毎日の暮らしの中で繰り返される「考える負担」を減らすことが、これからの家事の新たな価値として注目を集めそうだ。