SDGs

「24時間365日再生可能エネ」の実現目指す 太陽光と蓄電池を組み合わせ実証実験

「太陽光発電×蓄電池による24/7CFE実証のイメージ図」

 

 クリーンエナジーコネクト(東京都千代田区)は、建物の使用電力を、24時間365日100%再生可能エネルギーで賄う取り組み「24/7 CFE」を実現するため、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた「オフサイトコーポレートPPAサービス」の実証実験を、第一生命保険と東邦銀行がオフィスとして使う地上4階建て木造建築の「TDテラス宇都宮」(宇都宮市)で始めた。

 「オフサイトコーポレートPPAサービス」とは、企業の敷地外で発電された再生可能エネルギーを利用する契約方式。実験は、太陽光発電所の発電状況と建物の電力の利用状況に応じて蓄電池の充電と放電を制御することによって再生可能エネルギーの利用率をこれまでの30%弱から90%に向上させることを目指す。

 日中は太陽光発電を直接利用し、余剰分は蓄電池に蓄電する。夜間は蓄電池から放電した太陽光を利用するイメージだ。蓄電池併設型の太陽光発電所は栃木県下野市にある。

 実証実験は、アズビル(東京都千代田区)、伊藤忠商事(東京都港区)、エナリス(東京都千代田区)との協業で行う。