農業経営を次のステップへ進めたい人や、新たな一歩を踏み出したい人を対象にしたオンライン研修プログラム「ミライの農業をつくる 農家の背伸び塾」の受講者を、マイファーム(京都市)が募集している。11月~2024年1月にかけて平日の夜に5回にわたっての開催。単発受講もできる。参加費無料、定員なし。
オンライン会議ツール「ZOOM」を使用し、各回の講義は19時~21時の2時間。専門家による講義と現役農家による事例紹介で構成し、講義終了後には交流の時間も設ける。
各回の講義テーマ・講師は、第1回11月7日(火)「収益力の向上~農業経営における経営戦略とマーケティングの重要性~」(公益財団法人 流通経済研究所 農業・環境・地域部門 部門長、折笠俊輔氏)、第2回11月22日(水)「働きやすい労働環境の整備~安定雇用の鍵は労働安全と労務管理。ポイントと実践のヒント~」(就農・離農コンサルティング、橋本將詞氏)、第3回12月6日(水)「多様な主体の活躍につながる農業経営(農福連携)~多様な人材の活躍が経営の向上へ。農福連携事例から多様性を活かす経営~」(千葉大学大学院 園芸学研究院、吉田行郷氏)、第4回12月20日(水)「生産性向上~農業界の課題と生産性向上の実践例から考え方や手段を学ぶ~」(エムスクエア・ラボ、加藤百合子氏)、第5回2024年1月17日(水)「環境配慮型農業~農業での環境配慮の必要性と経営の持続性向上の方法を探る~」(NO-RA~農楽~、千葉康伸氏)。
同研修公式サイトhttps://agri-innovation.jp/future-agri-r5/activeの申し込みフォームから申し込む。締め切りは各講義開催日の2日前まで。また、リアルタイムでの参加が難しい方はアーカイブ受講もできる(アーカイブ受講では講師への質問などはできない)。
昨年度の開催では全5回講義を通して延べ100人(アーカイブ受講含む)が受講。「ただの講義ではなく、実際の事例も聞けたので良かった」「現在の農業経営について何が必要で何が問題なのかが見えてきたように思う」などの感想が寄せられた。