SDGs

大雨、台風、熱中症・・・7割が気候変動に不安感 「気候変動に関する調査」

イメージ
イメージ

 ひと昔前にはなかった竜巻や強烈な台風、そして世界的猛暑。今年も気候変動を考えない日はない夏を過ごしたが、やはり多くの人が今後を不安に思っていることが「気候変動に関する調査」でも浮かび上がった。マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京)が、全国の20~79歳を対象に8月に実施し、2,400人の回答を得た調査。

 大気中の二酸化炭素濃度の増加やオゾン層破壊による紫外線量の増加による地球温暖化などについてたずねた。現在の気候変動に対し、不安に思う(30%)、やや不安に思う(44%)を合わせ74%が不安感を抱いている。気候変動で起こる自然災害や身体への影響に対する不安では、「大雨やゲリラ豪雨が増える」(64%)が最も多く、台風や熱中症、農作物の品質低下や不作、干ばつや渇水、竜巻・暴風の増加など、この夏、日本各地で起きた自然災害に関する項目が上位となった。

 環境や生態系への影響に対する不安では、記録を更新する猛暑日が続いたこともあり「日本の四季がなくなる」(44%)のほか、「日本海域の魚貝の生息域の変化」「水質の悪化や水資源の減少」なども3割台にのぼった。