カルチャー

東北・上越新幹線開業40周年、山形・北陸・秋田新幹線も周年 「新幹線イヤー」を記念する『旅と鉄道』増刊7月号

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 「ひかりは北へ」の キャッチコピーを掲げ 、東海道・山陽新幹線に続く3路線目として1982年6月に開業した東北新幹線。同じ年の11月には、太平洋側と日本海側を結ぶ初の新幹線として上越新幹線が開業。ともに40周年を迎える。JR東日本の新幹線はこのほかに、山形新幹線が1992年7月の福島~山形間開業から30周年、秋田新幹線が1997年3月、北陸新幹線高崎~長野間が同年10月の開業からともに 25 周年。さらに2002年12月の東北新幹線盛岡~八戸間延伸開業から20周年となる。全線が周年に当たる「新幹線イヤー」を迎える中、『旅と鉄道』2022年増刊 7月号「 東北・上越新幹線開業 40周年」(天夢人・東京)が、 6月21日に出版された。 北海道に直通するようになった東北新幹線と、在来線に直通する方式で開業した山形・秋田新幹線。開業とともに全線開通となった上越新幹線、初期は長野新幹線と呼ばれ、現在は金沢まで延伸された北陸新幹線…。40 年の間に延伸とスピードアップを重ねてきた各新幹線の歴史を、ダイヤ改正も踏まえながら、元『JTB時刻表』(JTBパブリッシング・東京)編集長の木村嘉男氏が解説する。

綴じ込み付録は、200系新幹線電車の懐かしい写真をポスターで掲載
綴じ込み付録は、200系新幹線電車の懐かしい写真をポスターで掲載
東北・上越新幹線の40周年を振り返る
東北・上越新幹線の40周年を振り返る

 JR 東日本の新幹線全形式が分かる車両図鑑では、現役形式はもとより、引退形式や観光列車、検測車まで形式ごとに解説。新幹線元運転士へのインタビューも。2001年以降、JR東日本の新幹線全形式の運転経験を積んできた元運転士が、東北・上越・北陸新幹線との分割併合があるJR東日本の新幹線ならではの停車時の気遣い・運転速度の扱い方・上越新幹線のトンネル区間の運転・北陸新幹線の急勾配など、“運転士だけが知る新幹線”を語る。

JR東日本の新幹線全形式が分かる車両図鑑
JR東日本の新幹線全形式が分かる車両図鑑
元新幹線運転士が語るJR東日本の新幹線
元新幹線運転士が語るJR東日本の新幹線

 綴じ込み付録は、200系新幹線電車の懐かしい写真ポスター。1982年の開業から2013年まで、東北・上越新幹線で30年以上活躍した200系新幹線電車の懐かしい写真を、縦28.5cm、横36cmのサイズで印刷した。A4変型判 96ページ、税込み1,430円。