カルチャー

話題の生物ライター・平坂寛が体を張って解説 『刺された!噛(か)まれた!危険・有毒虫図鑑』

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 夏に気を付けなければいけないのは、熱中症や食中毒ばかりではない。ゴキブリや蚊など人間にとって迷惑な昆虫たちも夏に行動が活発になる。そんな季節に合わせてカンゼン(東京)が、テレビやYouTubeで話題の生物ライター・平坂寛の新刊『刺された!噛まれた!危険・有毒虫図鑑』(税込み1,540円)を7月21日に発売する。

 「みなさんは絶対に真似しないでください!」「痛っ!実体験をぜーんぶ告白!」とうたっているように、われわれの身近にいる危険な生物を、著者の平坂が実際に体を張ってランキング化し、危険な順に50種を紹介している。

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 登場するのは、一つの巣に1000匹以上もひそんで群れる攻撃性の高い「キイロスズメバチ」、体をつぶされた瞬間に毒入りの体液を大放出して敵を攻撃する「アオバアリガタハネカクシ」、2種の毒液を使って敵をマヒさせドロドロに溶かす「ヨコヅナサシガメ」、国内の毒毛虫でトップクラスの毒性を誇る「イワサキカレハ(ヤマンギ)」、大量の毒針で覆われ、夜釣りなどでさおにかかることもある「ウミケムシ」、さらには、日本にも生息するサソリの仲間「マダラサソリ」などなど。

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 人間に危害を加える虫は、山林や水辺に限らず、都会の公園や家の庭にひそんでいるケースもあるのだ。そういった虫たちに実際に刺されたり、かまれたりしたらどういった症状が現れるのかを写真やイラストを使って分かりやすく解説してくれる。実用書として役に立つだけでなく、読み物としても面白そう。

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