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食品ロス削減や特産品PRで連携協定書締結 和歌山県すさみ町、積水ハウスやクラダシと

食品ロス削減や特産品PRで連携協定書締結 和歌山県すさみ町、積水ハウスやクラダシと 画像1
積水ハウス×和歌山県すさみ町×クラダシ 「すさみ町における食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定調印式」の様子

 

 積水ハウス(大阪市)とクラダシ(東京都品川区)はこのほど、和歌山県すさみ町の食品ロス削減や特産品PRを目的に、同町と「連携協定書」を締結した。

 すさみ町は漁業が盛んだったが、少子高齢化が進み、漁師の数は最盛期の330人から現在約80人にまで減少。市場価値が低いために市場に出回らない地魚を廃棄するなど、食品ロスの課題も抱えている。このような課題を解決するため、食品ロスなどの社会課題に取り組む積水ハウスと、期限間近な商品などをインターネットで販売するクラダシが、支援・協力することになった。

 具体的には3者が連携して、船の上から疑似餌を利用して魚を釣り上げるすさみ町の伝統漁法「ケンケン漁」を大学生などが体験する催し開催や、通常は廃棄されてしまう地魚などの水産物を道の駅やクラダシ運営のネット通販で販売する。将来的には地元産品の商品化も計画しているという。大学生らとすさみ町住民の交流も促進する予定だ。