カルチャー

自動走行ロボットからお買いもの 飲料や食品を無人移動販売

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 コロナ禍で、宅配サービスの「置き配」はもとより、対面せずに買いものや決済を済ませる方法がいろいろ出てきた。千葉市では、温冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットが商品を運び、公園やマンションなどを周回して移動販売を行うサービスの実証実験がスタートした。

 京セラコミュニケーションシステム(京都市)が、「幕張新都心モビリティコンソーシアム」を運営する千葉市の支援を受けて実施する実験。夏の暑い時期、冷たいドリンクやゼリーなどを公園やマンション、高齢者向け住宅などで販売する。無人自動走行ロボットは、ミニカー(長さ2.5m以下×幅1.3m以下×高さ2.0m以下)に準じた大きさで、最高速度は時速15キロ。無人で自動走行するが、常時遠隔監視し自動回避が困難な状況では遠隔操作に切り替えて走行する。

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 買いものは、車体に搭載されたタッチパネルを使って、購入する商品と個数を選択、スマホの電子マネーで決済するとロッカーが解錠され、買った商品を取り出せる仕組み。国内で公道(車道)を走行する無人自動走行ロボットを活用した移動販売の実証実験は初めて。