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ペット専用新幹線がもしあったら? 乗客満足度は77%

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 飼い主にとって大切な家族であるペット。手荷物としてではなく家族として一緒に旅できる「ペット専用新幹線」の実証実験が行われた。騒音やニオイ、被毛の滞留などさまざまな課題を計測して検討。参加した乗客の77%がその結果に満足したという。

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 ペットウェルネス事業を展開するPETOKOTO(東京)とJR東日本スタートアップ(東京)の協働で、実証実験パートナーとしてパナソニック エコシステムズ(愛知県春日井市)が協力した。当日は2号車をペット専用車両として運用し、18組35人の飼い主と21匹の愛犬が同乗。乗車前に全席にシートを被せ、座席に皮脂・被毛の付着を最低限にするよう準備。車両の2列目と14列目に次亜塩素酸空間除菌脱臭機を3台ずつ設置した。下車後は特別清掃を入れ、ペットたちが触れたところの清掃を徹底した。

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 ペット車両への対策をとった専用新幹線車内では、ケージフリーの時間も、粉じん、ペット臭の発生は抑制され、参加者の多くは満足。一般車両・従来ルールで乗車した場合は一人6,000円程度の支払いとなる区間での実験、ペットフレンドリー車両へ乗車できるとしたら、参加者の85%は2倍の12,000円を支払い許容値としたそうだ。

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