ここでしか見られない貨物電車の見学会 予約は箱根登山電車オンラインストアで

モニ１形車体

　箱根の山を上り下りする箱根登山鉄道（小田急グループの箱根登山鉄道・神奈川県小田原市）。そこで夜間の線路保守作業時にレールなどの運搬に使う貨物電車を間近で見て、乗って解説が聞ける機会がある。9月30日に開かれる第3回「貨物電車モニ1形・車両基地見学会」。申し込みが7月31日から箱根登山電車ONLINESTOREで始まる。

モニ１形に描かれたイノシシのモーニーくん

車両見学会（イメージ）

　1975年に製造されたこの保守用無蓋貨物電車は、工事用の車両だから日中は強羅駅の隅に留置されている。2009年5月、グレーから鮮やかなオレンジ色に塗り替えられ、さらに沿線に出没するイノシシをモデルに箱根登山鉄道の社員がデザインしたイラストが描かれた。その特徴的な見た目や希少性から、箱根登山鉄道の特色ある車両の一つとして関心を集め、「箱根登山ケーブルカー開業100周年記念クリアファイル 3枚セット」のデザインにもなっている。

車両床下の見学（イメージ）

車両屋根上の見学（イメージ）

　見学会では、荷台に乗ったり写真撮影をしたり、さらに床下や屋根上などの解説も聞ける。1、2回目の見学会は受付開始後即完売で、追加開催の要望に応えての3回目。1回につき20人の完全定員制。参加費用は1人税込み6,000円。

１９７５年～２００９年（グレー色塗装）のモニ１形

２００９年～現在のモニ１形