企業や自治体のローカル5G導入を支援 三井情報が「スターターキット」を10月から提供開始

三井情報　「MKIローカル5G Starter Kit」（イメージ）

 

　三井情報（東京都港区）はこのほど、ローカル5G導入に必要な無線局の免許取得支援サービスや、ローカル5Gネットワークの設計・構築、導入後の保守サービスを行う「MKIローカル5G Starter Kit」の提供を10月から開始する、と発表した。ローカル5Gの導入を検討している企業や自治体を支援し、国内のローカル5Gの普及、促進を目指す。

　提供する5G基地局は、ローカル5Gで利用可能なSub6周波数帯の全てに対応した屋内用・屋外用のオールインワン型で、豊富な導入実績をもつエアスパン（本社・米国）製を採用。箱型の容器に必要機器をおさめてあり、手軽に導入できるという。

　また5Gコアの構築作業が不要なため、短期間での利用開始が可能。さらに開発者向けに、さまざまなアプリケーションプログラミングインターフェース（API、ソフトウェアの機能や管理データなどを、外部のプログラムから呼び出して利用するための手順）を提供しており、ローカル5Gを使った多様な付加価値創出にも役立つ、という。

　三井情報は「本キットを企業・自治体へ提供し、ローカル5Gを活用したさまざまな社会課題の解決を加速させていく」としている。