カルチャー

老朽化した美術館を応援 公募展で楽しみながら

会場の中本誠司現代美術館
会場の中本誠司現代美術館

 長年アーティストの作品発表の場、交流の場になってきた「中本誠司現代美術館」(仙台市)。補助金などに頼らない私立の美術館で、有志の寄付やボランティアなどによって支えられているが、築45年が過ぎて老朽化が進み、大規模な改修工事が必要。そこで改修費用の一部にするため、「15 ×15 みんなの展覧会」を10月15~22日に開催する。現在参加者募集中だ。

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 誰でも参加できる公募展で、サイズは縦横15cm。テーマや素材は自由。プロアマ、性別、年齢、国籍は問わない。応募作品は普段アーティストにしか解放されない当館のギャラリーに展示される。締め切りは9月30日。

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 昨年第1回目の展覧会が開催され、日本は北海道から沖縄まで、世界各国から総勢176人の作家が参加し、240点を超える作品を展示。集まったお金は中庭の修繕とバリアフリー化の工事費の一部に充てられている。