まめ学

ウエディングイベントに関する調査 コロナ以前の水準まで回復

 

イメージ
イメージ

 コロナ禍の一巡によって回復傾向にあると思われるイベント開催だが、一生で最大のイベントともいえる結婚式、披露宴といったウエディングイベントの実態はどうなのだろうか? リクルートが明らかにした「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」「結婚総合意識調査 2023」、それぞれの 2023年5~7月の追加調査(速報値)などによると、2022 年度のウエディングイベント実施率は78.6%で、コロナ1年目の2020年度比で7.5pt増となり、2019年度水準まで回復したことがわかった。

 招待客披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の平均は49.1人で、昨年の調査から5.9人増と増加した。これをコロナ1年目(2020年度)と比べると114.7%、コロナ前(2019年度)との比較で74.1%と、ウエディングイベントはにぎやかさを取り戻している様子がうかがえる。招待・参加人数面でのコロナ影響があった割合は40.8%で、昨年の調査から27.1pt減になった。

 挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額の平均は327.1万円となり、これも昨年調査から23.3万円増となった。コロナ1年目(2020年度)との比較で111.9%、コロナ前(2019年度)との比較では90.3%まで回復している。予算・金額面でコロナ影響があった割合は20.4%で、昨年調査から19.1pt減となった。

 新型コロナウイルスが5類に移行した直後、首都圏の今年5~7月の婚姻者におけるウエディングイベントの実施率は83.2%だった。首都圏の挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額は394.7万円で、コロナ前(2019 年同期)より、37.3万円増となったが、これは物価高の影響もあるのかもしれない。

 コロナ禍を経た2020年代の結婚式のキーワードは、「こうしなきゃ」の規定概念を超えてふたりらしくありのままな「“NO ノーマル”婚」!! 多くのプランナーが「自分たちらしい結婚式になるような提案」を実施しているが、プランナーコミュニケーションで最も多いのは「自分たちらしい結婚式になるような提案」(64.6%)だった。