先週開業した東京・新宿の新スポット「東急歌舞伎町タワー」。早速、週末に遊びに行ったという人もいるかもしれない。レストラン、ホテル、映画館に劇場などが入るこの複合施設。家族連れやカップルだけではなく、訪日外国人にとってもエンターテイニングな場所となりそうだ。各地でコロナ禍以前に戻りつつある人出と観光。街中でも多くの外国人観光客を見かけそれ自体は喜ばしいことだが、一方で避けることができないのがゴミ問題。人出が増えれば増えるほど、ゴミの排出も増えてしまう。このような中、東急歌舞伎町タワーでは、ペットボトルの水平リサイクルを目指す「ボトル to ボトル資源循環型リサイクル」を開始した。
リサイクルに関わるのは、東急(東京)、東急レクリエーション(同)、エコ・エイト(同)、伊藤園(同)の4社。同施設から出たペットボトルを回収してペレット化。このペレットを活用して、伊藤園がリサイクルペットボトルを使用した飲料を販売するという。
日本におけるペットボトルのリサイクル率は85%以上と世界の中でも非常に高いが、ボトルからそのままボトルに戻す水平リサイクル率は約20%にとどまっている。買い物などに出かける時は、その施設から排出されるゴミがどうなるかについても目を向けてみてはどうだろうか。