カルチャー

鉄道模型素材に“エコ”を! プラスチックとペーパークラフトを組み合わせたジオラマ「エコラクチャー」シリーズ

マイクロドールハウス 農家
マイクロドールハウス 農家

 タカラトミーグループのトミーテック(栃木県壬生町)は、鉄道模型ジオラマ「ジオコレ」の新シリーズとして、プラスチックとペーパークラフトを組み合わせた模型「エコラクチャー」のシリーズを展開する。自社の鉄道模型「TOMIX」とスケールサイズを合わせて一緒に楽しむ情景建物シリーズ「ジオコレ(ジオラマコレクション)」は、これまでプラスチック成型品を主体に作られてきたが、「エコラクチャー」シリーズは、そこに「紙(ペーパークラフト)」を融合させ、プラスチック素材を削減。エコへの取り組みとともに、プラスチックではできなかった細かいパーツ類を細部まで再現できるようになった。

マイクロドールハウス 農家_内装部分
マイクロドールハウス 農家_内装部分
ペーパーストラクチャー
ペーパーストラクチャー

 第1弾は、「マイクロドールハウス 農家」(税込み1万6500円)。リアルなジオラマを再現する鉄道模型用建物にドールハウスのような“内装”をプラスした。外観は組み立てやすく使い勝手の良いプラスチック素材だが、部屋の内装や家具類はペーパークラフトなので、今までは表現できなかった細かい作り込みが可能。横から見ても上からのぞいても、精密なミニチュアの世界が広がる。5月中旬から手芸クラフト専門店・ホビー系通販サイトなどで販売する。

 第2弾は、「ペーパーストラクチャー(全4種)」(同各2640円)。“使っていない車両ケース”や“使わなくなったパッケージ”などにぺーパークラフトをかぶせて、雑居ビルやマンション、ビルなどに変身させるキット。ラインアップはC01「雑居ビル・百貨店」、C02「ワンルームマンション・ファッションビル」、C03「ビジネスホテル・マンション」、C04「ハイツ・テナントビル」。車両1両が入る「TOMIXクリアケース」を流用して楽しめる建物キットで、別売りのケースを数個組み合わせてペーパークラフトで包み込むとジオラマ用建物が完成する。6月下旬から全国の鉄道模型販売店、家電量販店、ホビー系通販サイトなどで販売する。