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ビニル壁紙に二酸化炭素を固定化 アキレスが新製品を開発、年内提供へ

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アキレス カーボンリサイクル型ビニル壁紙「e-タン クロス」

 

 アキレス(東京都新宿区)はこのほど、二酸化炭素を内部に吸収・固定化したビニル壁紙「e-タン クロス」(イータンクロス)を開発した、と発表した。年内に提供を開始する。

 イータンクロスは、ビニル壁紙製造で通常使う鉱山由来の天然炭酸カルシウムの替わりに、排ガス中の二酸化炭素を固定化したリサイクル原料「合成炭酸カルシウム」を壁紙に配合。製品重量の約10%がこの排ガス中の二酸化炭素を固定化したものが占める。この新製法による壁紙の品質や機能性は従来品と変わらない、という。

 アキレスは「本製法を生かし、新たな製品開発や用途拡大を図り、カーボンニュートラルの実現に貢献していく」としている。