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社会福祉法人博乃会が老人ホームに「見守りライフ」導入 センサーとカメラで入居者のバイタルデータを家族と医療従事者が共有

社会福祉法人博乃会、運営する老人ホームに「見守りライフ」導入 センサーとカメラで入居者のバイタルデータを家族と医療従事者が共有 画像1
博乃会 介護ベッド脚下に設置した「見守りライフ」(トーテックアメニティ)

 

 社会福祉法人博乃会(大阪府高槻市)は、運営する同市の特別養護老人ホーム「リヴェスタひろの」と「エイペックスひろの」の全床に、離床センサーやカメラなどを活用したトーテックアメニティ(名古屋市)の高齢者見守りシステム「見守りライフ」を導入した。

 「見守りライフ」は、利用者のベッドへの取り付けのみで、違和感なく離床検知などの動作の見守りができ、その様子をバイタルデータとともに可視化することで、ケアプラン見直しなどに役立つほか、スタッフの業務負担の改善を実現するとしている。

 また、従来から行ってきた入居者の看取りにおいても、「見守りライフ」は入居者の状況を科学的データとともに家族と医療従事者に適時共有し、入居者と家族が施設での時間を穏やかに過ごす一助になっているという。

 高齢者総合福祉施設や保育園を運営する博乃会は、職員の働き方改革として「見守りライフ」などIT機器の活用のほか、女性が働きやすい環境整備として、「企業主導型保育園(青い風保育園)」を設置し、職員の産休・育休後の復職への取り組みをしている。