カルチャー

4マスが9マスになると、文字がうまくなる 幼児にも分かりやすい美文字メソッド

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 美文字家・書道家の根岸和美氏が、35年間、子どもから大人までに伝授してきた短期間でキレイな字を身に付ける「9マス美文字」のメソッドを1冊に凝縮。『みるみるうまくなる 9マス美文字練習帳』(あさ出版・東京)が5月23日に刊行される。税込み1430円。

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 「9マス美文字」の練習方法の由来は、文字発祥の国・古代中国の文字学習法。9マスの枠に書いた手本を見ながら、特製の9マスの下敷きで取り組む「九宮格(きゅうきゅうかく)」という。小学校などで使う平仮名や漢字の練習帳は、ほぼ「4マス」。これに対し、9マスの線を目安にすると「起筆(書き始め)」から「終筆(書き終り)」までの筆の動きや線の太さ・右上がりの角度などが把握しやすく、子どもから大人まで文字の組み立てを理解してすぐに手本に近い文字が書けるようになるのがポイント。

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 同書では、普段よく使うひらがな・カタカナ・漢字・ビジネス用語、さらに心の整う名言の書き方まで多数紹介。「文字を書く」=「記憶にのっとって文字の形をペンでアウトプットすること」。コツを見て、意識しながらお手本をなぞることで、体が文字の形を覚え、「記憶」の中にある文字の形がキレイになり、書く文字も美しくなっていくという。IT化で文字を書く機会が減った現代だからこそ、ちょっとしたメモなどの手書き文字の魅力が発揮されるもの。読みやすい、好感度の高い字を書きたい文字に憧れている人は、試してみたい1冊。