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ピッコロバイオリンの世界を楽しむ 演奏会とワークショップ開催

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 ピッコロバイオリン演奏の第一人者、グレゴリー・セドフ氏を迎えて、日本で唯一のバイオリン製作学校である東京の国立音楽院(東京)で11月26日、ワークショップと演奏会が開かれる。同じ曲をバイオリンとピッコロバイオリンで聴き比べることができる。

 ピッコロバイオリンは、アメリカの音響学者で弦楽器制作者、カーリン・ハッチンス博士が、理想的なバランスの弦楽器制作を試み約30年の研究と試行錯誤を重ね、NASAの先端技術をE線に応用することで完成された新しい弦楽器。通常のバイオリンの1オクターブ高い音域をまろやかに奏でることができる。

 セドフ氏は、ロシア国家芸術文化発展功労賞受賞のバイオリニスト。ワークショップでは、ピッコロバイオリンについての説明の後、セドフ氏が同じ曲をピッコロバイオリンとバイオリンでイメージを変えて弾き比べ、その違いを感じることができる。第2部ではチャイコフスキー「白鳥の湖」やカールマン「チャールダッシュの女王」などからの演奏を楽しめる。16時30分開場、17時開演。料金は2000円(学院性は無料)。