ベートーベンの「田園」とストラビンスキーの「春の祭典」は、成立時期も楽種も異なるが共通点がある。作曲家が生きた時代の自然観が見事に結晶化されている点だ。東京フィルハーモニー交響楽団(東京)の2月定期演奏会(2月22、25、27日)は、名誉音楽監督チョン・ミョンフンが登場、春を迎えるのにぴったりの、自然の鼓動を聴くプログラムになっている。
演目は、ベートーベン「交響曲第6番『田園』」とストラビンスキーのバレエ音楽『春の祭典』。マエストロと東京フィルが繰り返し取り組んできた交響曲と、2004年4月に取り上げて以来20年ぶりの共演となる『春の祭典』。20年以上の長い時間をかけて信頼関係を育ててきた盤石のコンビが奏でる「自然」を描くコンサートだ。チケット料金などの詳細は東京フィルハーモニー交響楽団の特設ページから。