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阿部寛「木魚をたたくように練習して…」 主演映画のために未経験のドラムを猛特訓

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 映画『異動辞令は音楽隊!』完成披露試写会が28日、東京都内で行われ、出演者の阿部寛、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛と内田英治監督が登壇した。

 本作は、犯罪捜査一筋30年の鬼刑事・成瀬司(阿部)が、突然、警察音楽隊への異動を命じられ、署内の“はぐれ者集団”の中で、自分の新しい居場所と生き方を見つけていく物語。

 今回、楽器の演奏は、役者自身が吹き替えなしで演じたという。劇中で見事なドラム演奏を披露する阿部も「ドラムは全くやったことがなかった。3カ月ぐらい練習したのですが、最初は数が多くて、どれをたたいたらいいのか分からなかった」と明かした。

 さらに「音が出るから家ではできない」と考えた阿部は、「ゴムパッドみたいなのを買ってきて、木魚をたたくように練習して…」と回顧。

 「それで1カ月半ぐらいたって手が慣れてから、もう一回(本物の)ドラムに戻ったときに、すごいたたきやすくなっていた。そこから一気に火がついた」と語った。

 オファーを受けた当初は、「『楽器』と聞いただけで断ろうと思った」という阿部。「だけど『ミッドナイトスワン』を撮られた内田さん、次は何をやるんだろう思ったら、そこで僕にオファーをくださった。(演じた)成瀬も挑戦だから、そこと一緒に挑戦していこうと思い、喜んでお受けした」と笑顔で振り返った。

 そんな阿部について清野は「本当に格好良かったです。練習から拝見していたので、どんどんアップデートしていく阿部さんを見て、そのプロ根性には…」と尊敬のまなざしを向けた。

 高杉も「マジで格好良かったです!」と褒めちぎり、これには阿部も「何も言えません」と照れ笑いを浮かべた。

 一方、清野はトランペット、高杉はサックスに初挑戦。清野が「本当に修行のようでした」と苦笑すれば、高杉も「皆さんがいたから何とか頑張れた。これがプライベートだったら多分できていない」とコメント。

 阿部も「みんなで一斉にやって、久しぶりに部活に出ているみたいな感じだった」と語った。

 映画は8月26日から公開。