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吉川晃司、朝ドラ「舞いあがれ!」で航空学校の鬼教官役 「『朝の顔』としては、不向きな気がしましたが」

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 10月3日スタートのNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の新たな出演者に吉川晃司が決定。吉川からコメントが届いた。

 本作は、福原遥演じる岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島で、さまざまな人との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。

 吉川が演じるのは、航空学校・帯広校の鬼教官・大河内守役。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍したが、30代半ばで地上勤務にシフトした折、航空学校からの誘いがあり教官職に就いた。

 学生たちからは鬼教官として恐れられ、ヒロインの舞やエリート学生の柏木(目黒蓮)がいる班の担当教官として、着陸が下手な舞を厳しく指導する。

 吉川は「朝ドラの出演は初めて。“朝の顔”としては、私は威圧感があって不向きな気がしましたが、その威圧感こそが求められていたようです。『パイロットを目指す若い学生たちの前に立ちはだかる壁、妖怪でいう“ぬりかべ”のような存在でいてほしい』と言われて、オファーを頂いた理由が分かりました」とコメント。

 続けて、「そんな大河内を演じるに当たっては、むしろ物腰の柔らかい、言葉遣いも丁寧な人物として演じたいと提案させていただきました。その方が本当の怖さや厳しさが出ると思ったんです。大河内の厳しさの中にある、彼なりの哲学に注目してください」と語った。

 制作統括の熊野律時氏は「大勢の人の命を預かって飛ぶ旅客機のパイロットになるには、幾多の厳しい訓練を乗り越える必要があります。舞が越えるべきその高いハードルを体現していただける方は、誰だろうと考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが、吉川晃司さんでした」と起用の理由を説明。

 また、「吉川さんが役に入り込んだときにみなぎる緊張感は、これぞ鬼教官というすごみがあります。それと同時に、厳しさの奥にある人間性もじわりと感じさせる吉川さん演じる大河内教官に、ヒロイン・舞がどのように挑んでいくのか、ご期待ください」と語った。