杉咲花が主演するドラマ「アンメット-ある脳外科医の日記-」(フジテレビ系)の最終話が、24日に放送された。(※以下、ネタバレあり)
原作は、同名コミック(原作:子鹿ゆずる氏/漫画:大槻閑人氏)。事故で記憶障害の後遺症を負った若手脳外科医の川内ミヤビ(杉咲)は、過去2年間の記憶をなくし、丘陵セントラル病院の看護師の補助として従事。新しい記憶も1日限りで忘れてしまうミヤビが、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。
ミヤビが激しい頭痛に襲われ、倒れた。検査の結果、再発が認められ、このまま症状が進めば意識障害が出る可能性も高い。脳梗塞が悪化して命に関わるのも時間の問題という切迫した状況に。
三瓶(若葉竜也)は、すでに数時間しか記憶がもたなくなっているミヤビに、これ以上症状が進行するようなら、手術を任せてほしいと伝えるが、ミヤビの意思は固く、やはり手術はしないという。
諦めきれない三瓶は、限られた時間で0.5mm以下の血管を吻合(ふんごう)するために練習に没頭する。その後、ミヤビと三瓶は自宅療養を選び、2人は暮らしはじめる。
ミヤビは「私たちがなぜ婚約したのか」と尋ねると、三瓶は2人の出会いや、プロポーズするまでの経緯を話す。さらに、三瓶はケープタウンで新型ウイルスに感染してしまい、ミヤビが献身的に看病したことが明かされた。
翌朝、三瓶が目を覚ますとミヤビの異変に気が付く。そしてミヤビが緊急搬送されると、大迫(井浦新)と三瓶は共同してミヤビの手術を行うことに…。さらに三瓶の回想シーンでは、プロポーズの様子、焼肉丼の話、2人でグミを食べる様子が描かれた。
放送終了後、SNS上には、「焼肉丼とグミまで伏線かよ!号泣」「三瓶先生、ただグミが好きかと思っていたら、ミヤビちゃんからの受け売りをずっと守り続けていたの泣いた」「ここまで演者や制作陣の愛と熱量を感じるドラマはなかなか出会えない。圧巻。日本ドラマ史に残る大名作」などのコメントが投稿された。
またこのほか、「杉咲花と若葉竜也にしかできないのかな。あの空気感というか、普通の感じ」「2人の過去エピソードを最終回に持ってきながら、ここまで強烈なインパクトを残して終わっていくアンメット。恐ろしすぎる」「地上波連ドラにも、こんなに面白い作品があるんだ」といったコメントも投稿された。