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魯山人が愛したしょうゆ スペルト小麦100%で2022年度版

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 美食家で知られる北大路魯山人が愛したしょうゆを後世に残したい、という思いから生まれた「魯山人醬油(しょうゆ)」(湯浅醤油・和歌山県湯浅町)。有機スペルト小麦を使用した新年度版「2022年度 魯山人醬油」(税込み1,512円)が発売された。スペルト小麦は小麦の原種にあたり、7,000年前から栽培されていたといわれる古代穀物でグルテンが少ない。無肥料、無農薬で育てた有機大豆、有機スペルト小麦、有機米を原材料に、天然木桶で仕込んだしょうゆだ。

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 魯山人は、人工調味料などを嫌い、外遊の際にも愛用のしょうゆさしでしょうゆを持ち運んだといわれている。その味を守ろうと、2012年から毎年魯山人の誕生日にその年の年号のシリアルナンバーが付いたラベルで発売してきたのがこの「魯山人醤油」。今年は主要な原材料の小麦をスペルト小麦にし、これまでになく塩角のないまろやかな味わいになった。食材に垂らして味わうことでより甘味を強く感じるという。

北大路魯山人
北大路魯山人