国宝の絵巻物、鳥獣戯画。日本最古の漫画、ともいわれるこの芸術作品の中で、もっともよく知られているシーンが、うさぎとカエルの相撲。今年の干支はうさぎだから、このシーンは今年向きだ。その焼き印があり、しかも世界遺産高山寺公認の「鳥獣戯画どら焼き」を京都深村(京都市)が1月6日に発売した。同社店舗玄関横の自動販売機で販売するが、同社ウェブショップでも購入できる。
うさぎの焼き印をしたどら焼きは、富士山の伏流水で炊いた小倉あん、カエルの焼き印の方は、宇治抹茶を使った濃茶あんだ。
鳥獣戯画どら焼きのほかにも、南米パラグアイのマテの木の茶葉を使ったマテ茶どら焼き、自家製アルゼンチン風生キャラメルを使った生キャラメルどら焼き、さらに紫芋どら焼きなどが同時発売になる。
1つ税込み300円のどら焼きは、購入すると自動販売機から落下する際の衝撃でどら焼きが変形しないように、丈夫な紙箱にこん包されて出てくる。この紙箱にも鳥獣戯画の相撲のシーンが外装、内装ともに印刷されており、どら焼きを食べた後も小物入れなどの小箱として使えそうだ。