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おやすみ前の新習慣になるかも 心と体を解きほぐし、快適な眠りに導く花ぬり絵

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 「なかなか寝つけない」「夜中に目が覚める」「スッキリ目覚められない」など、睡眠の悩みを抱える人はぜひ試してみてはいかがだろうか。『脳と心を癒して心地よく眠る 和の花もようのぬり絵』(遠藤拓郎 著、藤田有紀・三葉南央子 画、税込み1430円)が日本文芸社(東京)から発売された。春夏秋冬の花々や伝統的な文様の組み合わせが美しく華やかな、和柄のぬり絵が楽しめる本書は、心地よい眠りにつくための工夫に満ちている。

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 提案したのは3代にわたって90年以上睡眠研究を続ける睡眠医療の専門家で、スリープクリニック院長である遠藤拓郎先生。ぬり絵という単調で細やかな作業は、脳と心をリラックスさせ、眠りやすい体にしてくれるそう。ぐっすり眠れる理由として、「ぬり絵に没頭することでストレスを発散でき、睡眠の質が向上する」「テレビ、スマホとは対照的に、間接照明での作業になるためメラトニンの抑制がマイルドに」「目と指がゆっくり動くため、脳の興奮が穏やかに」などがあるようだ。

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 本書では、立体感を出したり、奥行きを表現したりすることができる花のぬり進め方のコツも紹介。裏うつりの心配がない造本設計で、ちょっとだけぬり絵をしたいときにうれしいポストカードサイズも掲載されている。

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 また遠藤先生によると、特にミドル・シニア世代になると睡眠力が衰え、質のよい睡眠を得にくくなるという。そんな世代に薦める“7時間以上床にいない”や“昼と夜の光を調節する”といった「ぐっすり眠るための7つのポイント」も詳しく紹介されているので意識してみてはいかがだろうか? おやすみ前に季節の花々を彩って、リラックスしよう。